1. 概要
今回の記事では、お名前.com を使って独自ドメインを取得する方法を丁寧に解説します。
独自ドメインは最初の1年間は 1円~作成できるため、安心して試すことができます。
とにかくやってみることで、独自ドメインにに関連することを学んでいきましょう。
独自ドメイン、DNS、名前解決、お名前.com について学ぶことができます。
2. 前提条件
- なし
3. 目的
今回の記事では、
- 「独自ドメインとは何か」について学ぶ。
- 独自ドメインを取得することのメリットとデメリットを学ぶ。
- お名前.com で 独自ドメインを取得する。
- DNSや名前解決の概要を学ぶ。
の流れで、独自ドメインを取得しつつ、関連する技術を学ぶことを目的としています。
4. 目次
5. 内容
5.1. 独自ドメインとは
独自ドメインとは、(誰も使用していなければ)独自に名前をつけることのできるドメインです。
ドメインとはインターネット上の住所にあたります。
たとえばブラウザでhttps://k69blog.com
入力すると、インターネットの世界にあるk69blog.com
という住所(サーバ)にアクセスし、ブラウザに表示する画面データを取得します。
このようにドメインはインターネット上のサーバにアクセスするための住所です。
そして、この住所に名前を独自につけることができます。(誰も使用していなければですが。。。)
ドメインはIPアドレスに変換(名前解決)されますので
DNSや名前解決の概要を学ぶで少し解説します。
5.2. 独自ドメインを取得することのメリットやデメリットを学ぶ
独自ドメインを取得することのメリットやデメリットを解説します。
5.2.1. メリット
あなたのWebサイト(ブログ、コマースサイトなど)をユーザーに覚えてもらいやすい
たとえば、アメブロのブログサービスを使用すると、ブログにアクセスするには https://ameblo.jp/k69blog/ となりますが、独自ドメインを使用するとhttps://k69blog.com となりユーザに覚えてもらいやすくなります。
同じURLをずっと使用でき、SEOへの効果も期待できる
同じURLをずっと使用できるので、利用していたブログサービスが終了した場合でも、同じURLでブログ記事を他のサービスに引っ越すことができます。また、同じURLを使い続けることで、検索エンジンの評価に良い影響を与え続け、その結果SEOへの効果も期待できます。
ユーザに安心感をあたえることができる
無料ブログやレンタルサーバードメインで公開されているネットショップでは、商品は安心して買えないと思います。信頼できるドメイン(.com, .jp, .incなど)であればユーザに安心感を与えることができます。
5.2.2. デメリット
年間費用がかかる
年単位で初回登録料、年間更新料がかかり、下記の特徴があります。
- 独自ドメインの名前によって値段は異なりますが、1年目の初回登録は安く、2年目以降の更新は高くなります。
- 独自ドメインの種類(.com, .jp, .incなど)によって大き価格が異なります。ちなみに最高価格は327800円でした!(2022年2月1日時点)
お名前.comの料金一覧は(こちら)[https://www.onamae.com/service/d-price/]からアクセスできます。
https://www.onamae.com/service/d-price/
管理の手間がかる
年単位で契約更新が必要であるため、作業が発生します。この更新作業を忘れてしまうと、独自ドメインが使用できなくなります。
また、契約期間が切れているということは、使用し続けていた独自ドメインを他の人に奪われる可能性があります。
独自ドメインを作成したらGoogleカレンダーなどに、契約作業のタスクやリマインドを登録することをオススメします。クレジットカード払いでの自動更新という手段もありますが、独自ドメインを使用しなくなった場合、永遠に契約更新されるため、ムダな支払いが発生してしまいますので気をつけましょう。
Whois情報登録が必要
登録したドメインが誰(どの組織)所有しているのかを「Whois情報」として公開する必要があります。
※お名前.comの場合は代行してもらえるため、登録は不要です
お名前.com の場合は、Whois情報登録を代行してもらえるため、お名前.comの組織情報が登録されます。
よって、個人情報(氏名、住所、電話番号など)が公開されることはありません。
5.3. お名前comで独自ドメインを取得する
お名前.comで独自ドメインを取得する方法を解説します。Googleアドセンスやアフェリエイトをやるときにも独自ドメインはSEO的に有効ですし、何より自分のドメインに愛着がわきますので、ぜひやってみましょう。
ここからは独自ドメイン k69blog.com を例に記載します
お名前.comにアクセスし、使用したいドメインがあいているかどうか確認します。
トップレベルドメインは、メジャーなドメイン(.com や .jp)が無難です。
取得するドメインによって価格が異なるのでいろいろなドメイン名を検索しましょう。
上の例だと、メールマーク以外のドメイン(k69blog.com 以外)が取得できる状態です。自分の気に入る独自ドメイン を取得してください。
「お申し込みへ進む」ボタンを押下します。
お名前.com の サーバは利用しない(AWSなど他のサーバを利用する)想定で 利用しない を選択します。
Whois情報公開代行メール転送オプション と ドメインプロテクション は、コストを優先させ、未選択のままとします。
「次へ」ボタンを押下し、支払い方法など画面に従い独自ドメイン登録を完了します。
ドメイン登録完了後、__【重要】[お名前.com] ドメイン 情報認証のお願い__のメールが届くので、メールにあるリンクを対応期日までにクリックします。
<メールの内容のリンク例>
対応期日:20xx年x月x日 xx:xx
https://www.onamae.com/domain/verification?authId=xxxxxxxx&token=NoDyb6yN51dRmbOOGn5spjEzj&lang=ja&banner_id=whoisaccuracy_approval_mail
次に [お名前.com]ドメイン自動更新 設定完了 k69blog.com のメールが届くのでお名前.com NAVIにログインできことを確認しましょう。
ログインIDは登録メールに記載してあります。
[お名前(会員)ID]......................: xxxxxxxx
「ドメインのご利用にはレンタルサーバーをお申し込みください」や「更新手続きをお忘れではございませんか?」のダイアログが表示されますが、他のサービスの勧誘なのでスルーしましょう。
登録したドメインの情報は 利用ドメイン一覧 で確認できます。
独自ドメインが登録されていることを、コマンドで確認します。
コマンド
nslookup -type=ns {登録した独自ドメイン名}
結果
下記のようにnameserver = 0x.dnsv.jp
が表示されると独自ドメインが登録されています。
0x.dnsv.jp はお名前.comのDNSサーバです。
C:\Windows\system32>nslookup -type=ns k69blog.com
サーバー: UnKnown
Address: 2404:1a8:7f01:b::3
権限のない回答:
k69blog.com nameserver = 01.dnsv.jp
k69blog.com nameserver = 02.dnsv.jp
k69blog.com nameserver = 03.dnsv.jp
k69blog.com nameserver = 04.dnsv.jp
もし、表示されない場合は少し時間を開けてから再度実行してみてください。
あと、興味のある方は公開されているWhois登録情報を確認してみましょう。
公開されている登録情報は、お名前.comの whois検索 で確認できます。
Whois情報公開代行 は お名前.com で実施してくれるため、公開されている情報に住所等の個人情報はありません。
5.4. DNSや名前解決の概要を学ぶ
独自ドメインと関係の深い名前解決やDNSについて簡単に解説します。
- 名前解決
「人が分かりやすい形の名前(独自ドメインなど)」からコンピュータが分かりやすい形のアドレス(IPアドレスなど)」に変換することです。逆もあり。
- DNS(Domain Name System)
名前解決をしてくれるサーバーです。
6. まとめ
お名前.comでの独自ドメイン取得は、やってみると意外と敷居が低かったと思いますがいかがでしたか?
取得したドメインを何に使用するかは読者によって異なると思います。
ブログサーバを構築したり、ネットショップを作ってみたりいろいろなパターンがあると思いますが、作成した独自ドメインは世界に1つしかないあなただけのドメインなので、末永く使って行きましょう!!
本記事を読んでいただきありがとうございまいた。
少しでもみなさまのお役に立てばうれしいです。