20年近くHHKB Professionalを使っていたが、
肩こり対策として分割キーボードが良いという記事を見てから、分割キーボードにとても興味があったので、GWを使って自作キーボード(ErlgoDash)を作成した。
完成したキーボードがこれ!
いやー、かっこいいw
ムダに光りますし、TRRSケーブル(左右のキーボードを繋ぐコード)も自作です。
遊舎工房さんの作業場(有料)で組み立てました。
はんだごてを触ったことがない状態でチャレンジしたということもありますが、完成までに12時間はかかりました。
とても苦労した分、LEDが光ったときの達成感は半端なかったです!!
※ 初心者が作成するには難易度がやや高めだったようですが、遊舎工房さんのスタッフの方々に助けていただき何とかなりました。ただし、これからチャレンジする人は遊舎工房のスタッフさんに頼らず、 自分で作る心構え
でマニュアルを読込みましょう!!時間もコストも節約できます。
で、ここからがキーマップの話。
キーマップをイジるまでの流れ
- 天気が悪いので、自作キーボードを作ろうと思いつく
- 遊舎工房に行きキーボードを組み立てる(2日間)
- キーマップをイジってみる
- 遊舎工房に行きTRRSケーブルを作成(1日間)
- キーマップをさらにカスタマイズ中。 <-- 今ココ
そもそもキーマップって何?
『キーボードの「このキーを押す」と「◯◯の動きをする」を対応付けするソフトウェア』だと思います。
遊舎工房のスタップさんと会話したときに「ヘーーー]と思ったことをメモしておきます。
キーマップは何回も書き換えることができる
ファームウェアに焼き付けると聞いていたので、キーマップの変更は1回だけだと思っていたが何回も書き換えることができる。そりゃそうだよね。。。
キーマップにはレイヤの概念があり、デフォルトは4レイヤとなっている。
ファンクションキー(Raise,Lower)を使うことでレイヤが切り替わる。
- 1レイヤ目(Qwerty) ・・・ ファンクションキーを押していない状態
- 2レイヤ目(Raise) ・・・ 左ファンクションキー(Raise)を押している状態
- 3レイヤ目(Lower) ・・・ 右ファンクションキー(Lower)を押している状態
- 4レイヤ目(Adjust) ・・・ 左右ファンクションキー(RaiseとLower)を両方押している状態
デフォルトのファンクション(Lower と Raise)は下記の位置にあります。
左マスター と 右マスターがあり左がデフォルトである
分割キーボードだけの話かもしれないが、左マスター Or 右マスター を決める必要がある。
左マスターと右マスターの違いはパソコンとUSB接続するキーボードを左右どちらにするかの違いらしい。
右マスターにした場合は、config.hを書き換える必要があります
キーボードでマウスの操作できる
マウスボタン、カーソルはもちろん、ホイールもキーボードに割り当てることもできる。
VIの上下左右と同じようにマウス動かせるようにしている。
マウス操作する場合は、rules.mkを書き換える必要があります
カスタムキーの割当もできそう
あるキーを押すと、YYYYMMDDが打ち込まれるなど、プログラムを作成することができる。
20190501時点未実装
https://github.com/keita69/qmk_firmware/commit/ce299354db4996c6f524d15fc0fe3a62d3dfb4fb
-> なぜか初期値の状態(20000101)になってしまう。C言語がわからない・・・
※よく考えるとキーボードには時計がないからYYYYMMDDはできないかも。 2019/05/20追記
ESCは常に2回押下する ※ 2019/05/20追記
VIMコマンドモードを抜けるときに英数入力に戻すため、ESCを1回押したときに2回押すようにした。
※ 修正ソースは[こちら]
(https://github.com/keita69/qmk_firmware/commits/master/9f813404b09533506e7651d245097c5f98c2a8e2)
ポイント
X_ESC
ではなくて、X_ESCAPE
です。
メモリ不足が発生したとき
下記のエラーが出たときは、このブログを参考にして何とか解決した。
- The firmware is too large! 29940/28672 (1268 bytes over) JKH
https://thomasbaart.nl/2018/12/01/reducing-firmware-size-in-qmk/
QMK Firmwareのビルド環境構築
自分はこのページ(プログラマーではない人向けのQMK Firmware入門)を参考にして環境を作成しました。
まとめ
最高のキーボードまでにはまだ程遠いが、少しずつキーマップやキーキャップをイジって使いやすいキーボードにするぞ。
自作キーボードは確かにハマる。すでにもう次のキーボードを作りたい!